江戸後期に製塩業で財を成した野﨑武左衛門が天保4年(1833)頃から建築した屋敷。約3000坪の敷地には、枯山水の庭園、約42mの奥行きがある主屋、表書院、土蔵、茶室、水琴窟があり,国指定重要文化財。塩業歴史館も併設され,「塩づくり体験館」では無料で塩づくり体験(要予約)ができます。※ただし、入館料については別途規定によります。これらの建物は江戸時代後期に製塩業と新田開発で財をなした野﨑武左衛門が築き、敷地は約3,000坪、建物は約1,000坪。敷地の東側に長屋門と御成門を構え、中央に南北に長い主屋が建ち、主屋の北に土蔵群が整然と並んでいます。庭園には茶室が点在し、平庭部を海に見立てた枯山水庭園として、築山や石組及び露地を巧妙に配しています。昭和52年に岡山県の史跡「野﨑家旧宅」に指定され、平成7年に登録博物館「野﨑家塩業歴史館」となり、平成18年に国の重要文化財「旧野﨑家住宅」に指定されました。このほかに、明治時代中期には本宅の東側に隣接して別棟の「三秀館」、南東に別邸「?暇堂」が建てられ、南西に「野﨑の記念碑」と呼ばれる石造大尖塔と庭園がつくられています。これらの建造物は、敷地総面積約7,000坪・建物約1,500坪に及び、当時の建築技術の粋を集めてつくられ、今日に伝えられており、貴重な文化遺産であります。 (おかやま旅ネット)

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