900年の歴史をもつ備前加茂大祭の行われる境内にはその歴史を物語るかのように樹齢約500~600年ものスギ、ヒノキ、イチョウの巨木がうっそうと繁り、静かなたたずまいを今に残しています。また総社宮の本殿は美作一宮中山神社の流れをくむ江戸時代の素朴な建築方式で建てられ、町の文化財にも指定されている古い社殿です。社殿のそばにある石造地蔵尊像も県指定の文化財であり、南北朝時代の作といわれています。この社叢は岡山県郷土記念物として保護されています。毎年10月第3日曜日に行われる備前加茂大祭は、加茂郷八社の神輿が集まりお祭りをする一種の寄宮祭で、県下三大奇祭の一つと云われています。この祭りは、今から約900年前から始まったと伝えられ、現在も祭りの基本となるものは昔からそのまま受け継がれています。ここに集まる鴨、化気、松尾、日吉、素盞嗚、八幡、天計、三所の各神社の獅子舞、棒使い、双ねりなどは、それぞれ特徴があり、それが一堂に会し演じられる祭りは壮観そのものです。 (おかやま旅ネット)

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