重森三玲記念館・天籟庵

重森三玲記念館・天籟庵

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重森三玲(昭和29年~昭和50年)は東京美術学校で日本画を学び、その後造園、庭園学を独学で学び、独特のモダンを取り入れた枯山水庭園を各地に残す一方で、日本の伝統美である茶道、華道の奥義を極め、全国各地の古庭園の鑑別保存調査事業も行うなど、日本庭園会に多大なる功績を与えた。天籟庵(てんらいあん)は、岡山県加賀郡吉備中央町吉川にある茶室および庭園である。吉川八幡宮の西側にあり、当地出身の作庭家・重森三玲が設計した。吉川公民館の敷地内にある重森三玲記念館に隣接する。この茶室は三玲が最初に手がけた作品で、元来は三玲の生家にあったものを当地に移築した。大正2年(1913年)に設計、翌、大正3年(1914年)父親の建築により完成。四畳半の茶室と、三畳の水屋から成る。昭和44年(1969年)に、三玲が指揮し現在地に移築された。庭はコンクリートで造られており草木はほとんど無い。人を常駐させ草木や苔の維持管理をすることは不可能との理由から、三玲自身がこのような庭を設計した。移築に際しては、京都から職人を呼び工事を行った。隣接する八幡宮に因んで、八幡神は海神であるとの解釈から、セメントに色粉を混ぜ2色のコントラストにより海と波をイメージして作庭されている。竹垣は八幡の文字をデザインしたものである。つくばいは鎌倉時代のものを使用し、飛び石には京都の鞍馬石を使用している。平成11年(1999年)2月17日、国の登録有形文化財となった。記念館には三玲氏が作庭の観賞と価値を高めるために結成した、「京都林泉協会」(京都府)の協力により「日本庭園史大系」などの多数の著書や鹿苑金閣をはじめとする著名庭園実測図などを収蔵。 (おかやま旅ネット)


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